週刊SleepNel新聞

SleepNel所属のぽうひろが日々の個人開発で気になったことを綴ります。

【エンジニアポエム】目指すテックリード像には近づけたのか?

みなさん、こんにちは。ぽうひろです。

この記事は、クロスマート・テックアドカレ4日目の記事です。
qiita.com

前日は、私の【エンジニアポエム】追い求めていたリモートワークはどうだったのか
という記事でした。まだみてない方はチェックしてみてください。
sleepnel.hatenablog.com

さて今回もポエムっぽくなってしまうのですが、「目指すテックリード像には近づけたのか」というタイトルで書かせていただきます。

目指せイケてるテックリード

会社のエンジニアチームの規模が大きくなり、チームが2つに分かれてしばらくしました。バックエンド・フロントエンドで一人ずつで開発していたところに、新規メンバーが増え、なんとなくチームリーダーっぽい動きをして3〜6ヶ月たった頃だと思います。

採用面談に出る機会も増え、私は考えます。どうやら、他の開発組織では「テックリード」という肩書きがあるらしいぞ。うちにはEM(エンジニアマネージャ)はいるけどテックリードはおらんな・・・開発リーダーと何が違うんだろ。。。

テックリードをぼんやり考え始めた1年前

いきなりCTO?とかもなんか違うような気がしてて(そんな器でもないし)、じゃあ、テックリードかな! 若い人たちロールモデルになれたら役に立てそうかな〜と、

今年1年私は会社で特に設置もされていなかった肩書き「テックリード」を目指します、と宣言して頑張っておりました。
いや、頑張ってたというかいつも通りというか。けど、フリーランス経験長くて一人で動くことが多かったので、頑張って全体を見るように意識はしていたと思います。

最初に私なりに考えた、目指すテックリード像がこちらです。(原文ママ

思い描く開発チームリーダー像

  • プロダクトの問題(エラー、バグ、性能、問い合わせ)を放置しない。メンバーにも頼りつつ、責任持って解決する。
  • タスクを適切にメンバーに割り振る
  • タスクを遂行してくれたメンバーに感謝を示す(内に秘めるのは意味ない)圧倒的感謝。
  • メンバーが快適に開発できるようにする(そのために必要なことはやる)
  • 新しい技術、便利な技術のアンテナを張り、率先して取り入れる
  • プロダクトの基盤(フレームワーク、ライブラリ、など)を新鮮に保つ(適切なバージョンアップ)
  • 各メンバーのヘルスチェックをする(健康面、メンタル面などに気を配る。難しい!)
  • プロダクトのヘルスチェックをする(性能や機能で怪しい部分を予見する。難しい!)
  • チーム内で質問・相談をしやすい雰囲気を作る(いつでも相談に乗れる気持ちの余裕を持つ。難しい!)
  • 自分タスクを抱えすぎずメンバーを頼る(一番大事かもしれん)
  • メンバーからの提案や提言に耳を傾け、公平・冷静に判断する。
  • ルーズボールを拾って、対処する(タスクをふる、自分でやる等)

ちゃんと目に見えるように、Slackにも貼りました。

この時は開発リーダーって言ってる


で、一年経ちましたので、自分どれくらいできてるかな??というのを各項目、10点満点で採点していきたいと思います!!!対戦お願いします!

思い描く開発チームリーダー像 採点

プロダクトの問題(障害対応、問い合わせ対応、性能改善)を放置しない。メンバーにも頼りつつ、責任持って解決する。

7点 - 障害対応・問い合わせ対応についてはスピード感持ってメンバー全員が取り組む姿勢がありました。性能改善についてはNewRelicで全員状態を見れるようになっているが、目標を定めて自ら動けるメンバーはまだいないかな〜という感じです。来年は能動的に動けるメンバーが増えるように啓蒙していきたいと思います。

タスクを適切にメンバーに割り振る

8点 - 基本的に日々の機能追加や改修はメンバーに担当してもらうように意識的に動けている。緊急の対応であったり、チーム内で拾えるメンバーがいないこぼれ球を拾う動きができた気がする。適切に割り振れているか、は受け取った側の意見もありそうなので、堅めに8点。

タスクを遂行してくれたメンバーに感謝を示す(内に秘めるのは意味ない)圧倒的感謝。

9点 - リリースありがとうだったり、良い動きをしているメンバーを褒めるというのはチームを超えて積極的にできた気がする。会社には週3回ある全体朝会で「ほめぽコーナー」という、感謝があったらみんなの前でそれを伝えるという文化があるのだが、おそらくエンジニアの中では一番誉める回数が多いと思う。(多分。PMには負けちゃうかもしれないけど) 今後も全体を見て、めっちゃ褒めていきたい。

メンバーが快適に開発できるようにする(そのために必要なことはやる)

7点 - 別のチームのバックエンドにswaggerを導入したり、マイグレーションをskipしてビルド時間を短くするアイデアなど、自チームで良かった取り組みを積極的に他チームへ展開する行動を取ることができた。あと1つやり残しがあるので、ちょっと減点。

新しい技術、便利な技術のアンテナを張り、率先して取り入れる

8点 - Slackに技術共有チャンネルを作って、twitterの記事などを共有したりしている。PolarsやPlaywright、Kotlin、Micronautの導入など、率先して新しい技術を試して、サービスをよくできる見込みがあるものは導入していっている。AI周りはちょっと詳しくないので少し減点。(別の人に任せている)

プロダクトの基盤(フレームワーク、ライブラリ、など)を新鮮に保つ(適切なバージョンアップ)

10点 - dependabotによる自動チェックを毎月取り入れることができている。自分以外にもやってくれるメンバーが増えた! こまめにアップデートしていくことのメリットをめちゃめちゃ感じている。(後回しにして、問題が起きてからアップデートすると大体困難にぶち当たる) 満点を出せる対応ができていると思う。

各メンバーのヘルスチェックをする(健康面、メンタル面などに気を配る。難しい!)

5点 - 毎日あるチーム朝会(デイリースクラム)で、雑談を挟みつつ顔色も見つつ、状態を把握しようとしている。問題の予防になっているのかどうかわからない、手探り状態。ちゃんとしたメソッドがあるのかもしれないが、知識が足りていない気がする。

プロダクトのヘルスチェックをする(性能や機能で怪しい部分を予見する。難しい!)

5点 - 定期的にヘルスチェックするというより、ユーザやCSからの問い合わせで悪い部分に気づける、ということの方が多いのが反省ポイント。NewRelicやSentryなどのツール類はあるので、定期的なフローにしてシステムで解決していきたい問題。新しく入ったSREメンバーが頼りになるので、ServiceLevelなどを協力して策定、改善啓蒙するなど、やっていきたいポイント。

チーム内で質問・相談をしやすい雰囲気を作る(いつでも相談に乗れる気持ちの余裕を持つ。難しい!)

6点 - ある程度相談はもらえている感じはするが、どうしても忙しいタイミングがあって、話しかけんなオーラを出してしまっているかもしれない。もっと余裕のある大人になりたい(そこ?)

自分タスクを抱えすぎずメンバーを頼る(一番大事かもしれん)

6点 - 自チームのサービスについてはかなり頼ることができているが、2つほど自分しか見ていないプロダクトを抱えてしまっており、そこがマイナスポイント。それも本当は誰かに頼りたいが、もう人がいない・・・・

メンバーからの提案や提言に耳を傾け、公平・冷静に判断する。

7点 - 提案や提言があれば聞いて、アドバイスをするようにしている。が、「こうやった方がいい」などと早めに言ってしまうことも結構あり、ちょっと我慢が足りないかもしれない。成長を促すために、もう少し「待つ」というのをしても良いのかもしれない。

ルーズボールを拾って、対処する(タスクをふる、自分でやる等)

9点 - 1年を通して意識してボールを拾うことができたと思う。まだやれるやろ!という思いも込めて9点。

合計 87/120 という結果になりました。5段階評価で4という感じでしょうか。

まとめ

全体的によくできてそうな感じはするのですが、対メンバー(様子を見るとか、成長を促すような相談の受け方など)の対応がまだいい結果として出てないなと感じます。
また、対プロダクトにおいては、サービスレベルの向上であったり、性能劣化を予防するシステマチックな改善フローの構築が甘いと感じます。

あと、自分が頑張れば良いものはやればいいだけなのでやるのですが、やっぱり育成面。メンバーが自発的にこういったことに取り組むようになる、そうしたくなるように仕向けるというあたりは、やっぱり難しいなと感じています。

来年まだテックリードをやっているかはわからない(状況は数日で変わったりする。ベンチャーあるある)のですが、今回振り返って足りないなと感じたことは、取り組んでいけるように自分を向上させていきたいなと思うのでした。


いつものノリと違って真面目すぎる感じもしますが、ちょうど良い機会に振り返ることができて良かったなと思います。
(どうせ会社の目標振り返りでやらなきゃいけなかったし、という下心もありつつ。)
また来年、成長した姿を報告できるように精進したいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました!!

この記事が、テックリードを目指している・目指そうかな?と考えている方々に少しでも参考になれば幸いです。

明日はもう少し技術よりの記事を書きたいと思います。 お楽しみに!!